他科から転科してきました
■ 10年目まで神経内科医として脳卒中や神経難病の患者様を診療していく中で、嚥下障害や高次脳機能、在宅ケアなどの対応に苦慮することが多く、リハビリテーションの知識が必要不可欠であることを実感していました。兵庫医科大学の門戸を叩き、道免先生を始め、神経科学にも造詣の深い先生方のお話しを伺い、先生方の下でリハビリテーションを勉強したいと思いました。兵庫医科大学には縁もゆかりもなかったため、様々な不安の中で診療をスタートしましたが、温かく迎えてくれて感謝しています。
■ 初期研修終了後、小児科医として働いておりました。小さく産まれた赤ちゃんが生命の危機を乗り越えて退院した後、運動発達が遅れてきたり、重度の障害を持って産まれ、家に帰ることができない子供たちをみている中で、治すことができないけれども子供たちの可能性を広げることができるのがリハビリテーションではないかと思い、勉強したいと考えるようになりました。様々な患者様にリハビリが必要とされており、改めてリハビリの世界の奥深さや必要な知識の幅広さを感じています。
■ 脳神経外科からリハビリテーション科に転科し、再度脳神経外科に戻りましたが、リハビリの重要性を再認識しリハビリテーション科に戻りました。目標に向かい、障害を克服していく過程でのリハビリの素晴らしさを痛感しています。
■ 胸部心臓血管外科医として医師のキャリアをスタートさせ、リハビリテーション科に転科しました。手術をして終わりというのではなく、患者様のQOLを見ることの必要性を感じて仲間に加えていただきました。生活に寄り添うリハビリテーション科医のニーズは今後ますます高まってくると思います。
■ 整形外科医として働く中で、リハビリテーション医学の必要性を強く感じ、転科しました。多くの患者様がより良い人生を送れるよう、またそのために社会と医療が近くなるように尽力したいと思っています。育児中でもありますが、臨機応変に対応していただける医局の雰囲気も、とても働きやすく助かっています。
■ 精神科から転科しました。急性期を越えた方が日常生活に適応していく際、身体的な問題に加え、心理社会面を含めて支援できることにリハビリテーション科の魅力を感じています。
■ 患者さんの生活や人生をみて一緒に考えて、本来生活していた場に戻られるためのサポートができることが素晴らしいと感じ、内科から転科しました。経験豊富な先生方のもと、診療業務から学術的なことを熱心にご指導いただき、充実した日々を重ねています。他科との親和性も高いので、広く経験を積むことができます。
■ 呼吸器内科医として経験を積んでいく中で、呼吸器疾患の多くは不治の病であり、患者さんのQOLについて考える機会がありました。歩容や体幹バランス動作の改善、嚥下へのアプローチ、生活環境の調整等について学ぶことで、患者さんの息切れやQOLの改善に寄与したいと思っています。
■ 腎臓内科に3年間従事しておりましたが、臓器を治療するだけではなく、患者さんの生活や人生をみて一緒に考え、本来生活していた場に戻られるためのサポートをしたいと思い転科を決意しました。リハビリテーション科では広範な医学知識が必要ですが、得られる知識と経験は患者さんのために、また自身のためにも生涯にわたり役にたつと思っています。
後期研修を終えました
■ 学生の頃に受けた講義で一番印象に残っていたのがリハビリテーション科の講義でした。各疾患に焦点を当てている他科とは異なり、患者さんと、その障害に焦点を当てているところが印象的でした。疾患は改善したにも関わらず、家へ帰ることができない患者さんの存在が気になり、何か少しでもいいから生き生きと活動してほしいという思いを持つようになりました。患者さんに寄り添える医師になりたいと日々勉強中です。
■ 私は学生時代に交通外傷により重い障害が残り、これまでできていた日常動作が碌にできなくなりました。どの主治医も私の「身体」を診察するだけで、その先の「動作」についての指導はしてもらえませんでしたが、ある日、紹介受診した道免教授だけは「どうすれば〇〇ができるようになるのか」を一緒に考えてくれました。リハビリテーション科は病気を治さずに人を健康にできる素晴らしい科です。
■ 研修医中に、様々な症例に関わる中で、どの疾患についても必要とされるリハビリテーションを専門的に学び、生かすことの重要性を実感し、入局しました。当院でしか見られないような先進的な医療器具、様々なことを教えてくれる療法士たち、熱心な指導体制があり、患者様に必要とされるリハビリテーションを提供でき、学ぶことのできる素晴らしい環境が備わっています。医局の雰囲気も和気あいあいとしてアットホームなところです。
■ 関連病院にも西日本で最大のリハビリテーション室・病棟があり、豊富な症例が経験でき、かつやりたい事はVE、VF、筋電図はじめ排尿機能検査まで大学病院並みになんでもできるという事が魅力的です。リハビリテーション科入局を考えている方には恵まれた環境だと思います。
■ 高校時代の怪我をきっかけに医師を志したので、自然とリハビリに興味を持つようになりました。リハビリの世界に足を踏み入れると、QOL改善から、死亡率を減らす効果が非常に大きい治療まで本当に幅広く、リハビリはプレ急性期の治療と感じています。
■ 子供の頃、脳卒中を患った祖父の姿、介護する家族の姿をみてリハビリテーション医療に興味を持ちました。当科は、患者さんを中心に、家族や医療スタッフと共にQOLを向上させることができる科だと感じております。指導医の先生方は問診の取り方、診察の仕方、検査や手技など熱心に教えてくださり、仕事の事からプライベートまでなんでも相談に乗って頂いています。ワークライフバランスも良く、とても働きやすい環境です。
会社員から転身しました
■ 畑違いのサービス業から転身し、40代で医師になりました。総合内科医として、地域医療、老年内科、緩和ケアなどに携わりました。そんな中で、入院患者におけるリハビリテーションの有用性を認識し、医師8年目、一念発起してリハビリテーション科に転科しました。リハビリテーションの奥深さを日々痛感し、患者さんの幸せのために何が出来るかと考えながら、虚心坦懐、チームの一員として精進したいと思っています。
■ 会社員を数年経験しており、社会との接点の強い科を考える中でリハビリテーション科に出会い、興味を持ちました。回り道をして今に至りますが、一歩一歩やっていきたいと思います。
■ サラリーマン生活を9年経て入局に至りました。急性期医療がより一層進歩する中で、命は助かったが障がいが残る方が増えていく状況を目の当たりにし、リハビリテーション医療の必要性と魅力を強く感じました。当講座は指導熱心な先生方が多く、リハビリテーションの基礎をしっかりと固めるにはうってつけの場だと日々実感しています。
産休・育休から復帰しました
■ この度育休から復帰しました。医師となり研修をしていく中で、退院すればゴールとなる医療に疑問を感じ、患者様に寄り添うことができるのはリハビリテーション科だと思い入局に至りました。大学病院でのリハビリは急性期を中心として脳神経疾患、内部障害、がん疾患をはじめ、慢性期脳卒中のCI療法など多岐に渡っています。勉強不足を日々痛感させられますが、医局の先生方のご指導をいただきながら楽しく働いています。また、関連病院とのネットカンファレンスもあり、育児をしながら自宅でも参加することができるのでとても恵まれた環境です。
■ 子育てで臨床をしばらく離れていたこともあり、復帰当初は右も左もわからない状態ではありましたが、大学病院と回復期リハビリテーション病院の両方を経験していたのでスムーズに専門医試験に臨むことができ、無事に合格することができました。サポート体制も充実しているので、恵まれた環境に感謝しながら奮闘しています。